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会社員→経営者→会社員になって感じた事

かねなしオヤジは会社員(7年)→経営者(7年)→会社員(2ヶ月くらい)の職歴です。

サラリーマンに戻っただけなのですが、今の心境を書いてみたいと思います。

経営を経験して良かった部分もありますので経営者になって感じた事、経営者から会社員に戻って感じた事を書いていきたいと思います。

経営をしてみて大事だなと思った事

人に対する接し方

当たり前の事ですが、従業員をきちんとひとりの「人」として接するといういうことです。忙しいからといって人をないがしろにしたような態度で従業員に接していると誰も協力してくれなくなります。

マナー・身だしなみ

まだまだ社会は身なりやマナーを見ています。経営者として従業員の見本になるようにマナーや身だしなみを気にした方が良いと思いました。洋服はあまりに高級でなくてもそこそこ小綺麗にしていると仕事での値段をたたかれたりする事が少なくなります。

数字に強くなるよう努力する

会社の数字を気にすることはとても大事です。月々の売り上げ、支払いや入金を確認しますし、月末になれば請求書を作ります。請求書の計算も間違えたら大変です。

資金繰りについても毎月気にするようにして、黒字をキープする事を心がけるようにした方が良いと思いました。

会社の将来の事を常に考えておく

もちろん目先の仕事も大切です。しかし将来の会社の事も考えなければなりません。現状の仕事でいつまで会社が存続できるかは分かりません。企業が生き残るためには新しい事を取り入れて変化していくことは必須だと思いました。

字をうまく書く努力をする

小学生みたいな字を書いてると、頭の悪い人に思われる可能性があります。意外に大事な事だと感じました。

トラブルを後回しにしない

こればビジネスを行う上では経営者でなくとも大事です。何か問題が起きたら忙しいからと後回しにせず、なるべく早く解決するようにしましょう。

めんどくさいからといってスタッフに注意をしない

性格が優しくて注意できない方や、言い返されたり嫌な顔をされるのはめんどくさいからといって注意しないのは良くない事です。おかしいと思った事はそのままにしないでその場で注意しましょう。その際感情的にならないよう注意して、なぜ注意するのかきちんと理解させる事が大事です。言うべきことをきちんと言うのも経営者として大事です。起きた問題をそのままにしておくと、従業員はどこまでも自由にしてしまう人がいますので、他の従業員にもよくない習慣が伝染して無法地帯となっていきます。

共同経営はなるべくしない

これは良く言われている事です。共同経営は必ず失敗するという話を良く聞きますが、本当にそうだと思いました。結局将来会社が向かっていく方向が違ったとかの話になり、お互い別々の道を歩む可能性が高いでしょう。

解決策としては …

・会社を始める前の段階でお互いの会社に対するビジョンをすり合わせる事

・お互いの立ち位置や役割をはっきりさせる事(片方は営業専門、片方は技術専門など)

・最終的に別々になってしまった事も想定して話し合いをする

・決めた事を書面にして正式な書類として残しておく

営業ができた方が良い

当然の事かもしれませんが、以外と最初は気にしていなかったです。

とにかく売り上げがないと話になりません。早いうちに営業できるように努力しましょう。

経営者から会社員に戻って思った事

経営の事を考えなくていいから気持ちが楽

もちろん会社の利益を考えて仕事に取り組むのですが、基本的にはひとまず与えられた仕事に集中して取り組むのが優先になりますので会社全体の様々な事を考えながら仕事をする訳ではなくなるので気持ちがかなり楽になりました。

手厚い福利厚生で安心

各種社会保険に加入できますし、法律に手厚く保護されているのでそのぶん安心して生活できます。

責任の全て背負いこむプレッシャーがなくなり気持ちが楽

経営者は様々な事を気にして、尚且つ何かミスなどが起こった場合責任を負わなければなりません。もちろん過失や故意にミスを犯してしまった場合は話は別ですが、雇われる立場では個人に対して賠償責任など重大な責任を背負うことはありません。そういったプレッシャーから解放されるので、気持ちが楽になりました。

まとめ

会社員だった20歳からの7年間はやっぱり視野が狭かったのか会社に対する不満だったり、社長・上司や働き方に対する不満があって「いつか社長になって自由になるんだ」と心の中で思っていました。

しかし、いざ会社経営をやってみるととにかく様々な事に気を使わなければならなくなったし、勉強も絶えずしなければならないという事に気付かされました。

当たり前に自分の会社の職種についてはもちろんの事、経営、人事、経理の事や、はたまた社会の動向をチェックしなければならないし、実務もしなければなりません。

考える事がたくさんありすぎていわゆる「経営者には休みがない」状態になります。

休みが無いというのは単純に休日に休めないとかではなく、常に会社の事を考えているという事です。

自分の立ち上げた会社ですのでそんなに苦ではないのですが、常に会社について考えているのでちょっと気持ちが落ち着きませんし、かといって何も考えないのも会社を存続する上で致命的な問題だと思います。会社の事を常に考えていないと不思議なものでどこかで何かしらの問題が起きてきます。

経営をしている時は精神的にとてもしんどかったと感じます。

しかし、振り返ると経営を経験して本当に良かったと思います。

起業をすると自分の足りない部分がダイレクトに会社に反映されます。

そういった部分をどうにかして改善していかなければならない環境だったので自分の悪い所を改善することができました。

そして、会社全体の事を考え行動したり、色んな人に出会い、書籍やセミナーなどで勉強をして自分の能力を高める事ができたと感じています。

経営をしていると様々な事に気を配らなければなりません。そういった環境下におかれていたので会社員に戻った時に、自分の仕事だけではなく会社全体の事を考えて行動できるようになりました。

また、自分の利益だけ考えて仕事に取り組むのではなく、組織全体で会社に利益を出すにはどうしたら良いかなどチームで利益を出す事を考えるようになりました。

今会社員の方は一度起業する事をお勧めしたいくらいです!

そしてまたいつか起業してみようかなと思ってしまう今日この頃。。